小澤征爾著『ボクの音楽武者修行』オーディオドラマ化、本木雅弘出演!

ニッポン放送の開局65周年を記念した特別番組のオーディオドラマ『小澤征爾・ボクの音楽武者修行』を株式会社オトバンクとニッポン放送が共同制作をした。 番組は、 4月4日(土)午後8時10分~9時10分にニッポン放送で放送するほか、 4月10日(金)よりaudiobook.jp よりオーディオブックの配信も開始。

『ボクの音楽武者修行』は、 当時23歳の小澤征爾が「外国の音楽をやるためには、 その音楽の生まれた土地、 そこに住んでいる人間をじかに知りたい」と一念発起、 船にスクーターを積み込んでヨーロッパへ単身、 修行の旅に向かい、 日本人初のブザンソン国際指揮者コンクール優勝、 そして、 巨匠カラヤンやバーンスタインに認められてニューヨーク・フィル副指揮者に就任するまでの研鑽の日々を、 生き生きと綴った自伝的エッセイ。

1962年に音楽之友社から発刊、 その後、 新潮文庫から再発された本作は、 瑞々しい文章や溢れるユーモアがクラシックファンのみならず幅広い読者層の心をつかみ、 青春の書として50回弱の重版を重ねる大ベストセラー。オーディオドラマでは俳優の本木雅弘が音楽への情熱に満ちた若き日の小澤征爾を溌剌と演じている。

本木雅弘コメント

世界がもっと遠かった時代に、 こんな若者がいたんだと驚きました。 自ら体験していくこと、 感じいること、 人の心に触れること、 是非ラジオを通して、 小澤さんが放つ普遍的な瑞々しさを受け取ってください。 本当は丸ごと一冊を皆さんにプレゼントしたい作品です。

小澤征爾コメント

面白かった!ぜひみなさんにも楽しんで頂きたいです。

(C)ヴェローザ・ジャパン

2020年4月4日(土)午後8時10分~9時10分

出演:本木雅弘 原作:小澤征爾 (新潮文庫)

「ボクの音楽武者修行」より抜粋
舞台は1959年、 パリ。 日の丸をつけたスクーターでヨーロッパに単身乗り込んできた若き音楽家には好奇の目が集まった。 「何しにやってきたんですか」「ボクは日本にいた時から指揮者の勉強をしていたのでこっちへ来てもっと勉強したいと思ったんです」「これからどんなふうに勉強されるんですか」「行き当たりばったりです」「お金は十分持ってきたんですか」「あまり持ってきていないんです」…のちに世界的指揮者となるマエストロの武者修行の旅が始まる。

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