㈱交通新聞社は、散歩の達人POCKETシリーズ最新刊として「日本ジャズ地図」を刊行する。日本にしかないといわれる、音楽鑑賞が目的の喫茶空間「ジャズ喫茶」。60~80年代に隆盛を誇った文化ではあるが今も根強く全国に300か所以上現存している。
音がいい、レコードのセンスがいい、店の世界観がいい、主人が魅力的、酒や食事がおいしい、ライブがいい、店に歴史と物語がある……etc.、そこには、ちゃんと理由がある。偶然にも、映画『ベイシー』公開の2020年春、ジャズ好きのみならず、音楽好き、オーディオ好きなら一度は訪ねるべき店69軒を厳選して紹介する一冊だ。
以下、掲載店より――
日本中のジャズファン垂涎の『ベイシー』(一関)
週末は行列必至の『ボッサ』(札幌)
蔵を改装したモダン空間『ロンド』(秋田)
レコードもライブも必聴の『もっきりや』(金沢)
全国のジャズ喫茶のひな型となった『ダグ』(新宿)
温泉街で98歳のママが迎える『ユシマ』(熱海)
カフカの小説に出てきそうな異空間『グッドベイト』(知立)
夢をかなえた主婦が営む『ディア・ロード』(大阪)
若き店主が営む天神のニューフェイス『ロングウォーク・コーヒー』(大阪)
荻窪の伝説が35年ぶりに復活『イワシの目』(紀州)
ミステリアスな魅力満載『コルトレーンコルトレーン』(鳥栖)
ジャズの記録をなんでも揃える『ローズルーム』(那覇)
・「店主おすすめの一枚」~メインストリームから現代ジャズまでとっておきの一枚を
・所蔵レコード、CD数、使用オーディオ機器、リクエストの可否も掲載