【新型コロナウイルス:速報】シンガポールは入国できても観光できない?渡航に関して政府観光局に聞いた

日本からビジネスや観光で訪れる人が多いシンガポール。シンガポールでは早い段階から、地下鉄の改札などで体温検査を行うなど、さまざまな新型コロナウイルスの感染拡大防止策が行われてきました。そんなシンガポールには現在、日本から渡航することができるのでしょうか。政府観光局に聞いてみました。

入国できたとしても14日間の自宅待機をする必要がある

2020年3月16日23時59分より、シンガポールに入国する全ての旅行客で過去14日以内にアセアン諸国 、日本、スイス、英国に渡航歴のある方には、14日間の自宅待機通知が発行されました。入国の際に、全期間予約済みのホテルの予約確認書や居住地の情報など、14日間の滞在先の証拠を提示する必要があります。また、無症状であっても、新型コロナウイルスの検査をされることがあります。

日本からの渡航者は、14日間滞在できるホテルなどの予約がなければ、入国が認められません。また、シンガポールに入国できたとしても、14日間は自宅待機する必要があり、その間は外出できなくなります。食料品を購入するための外出は認められず、シンガポール観光はできませんので、ご注意を。違反者は罰則の対象になります。

ただし、自宅待機通知(SHN)は、空港でのトランジットエリアを離れずにトランジットをする旅行客には適用されません。

ビジネスや留学など、中長期の滞在を考えて、シンガポールに渡航しようと考えている方は、14日間の外出禁止について十分に考慮した上で、渡航するようにしてくださいね。短期旅行を考えている方は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためにも、渡航を見送った方がいいでしょう。

新型コロナウイルスについて最新情報

https://www.visitsingapore.com/ja_jp/travel-guide-tips/novel-coronavirus-pneumonia-advisory//

観光地は通常通り、もしくは時間を短縮して営業している

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シンガポールの観光地はどうなっているのでしょうか。政府観光局によると、観光地は通常通りの営業もしくは時間を短縮して営業しているとのこと。

ですが、安全安心に観光を楽しむためにも、食事の前後は毎回、石けんを使って手洗いをしたり、気分が悪い時は、宿泊ホテルのコンシェルジュに最寄りの医療機関を尋ね、すみやかに医師の診察を受けるなどして、必要な感染症予防対策を取りましょう。また、途中で予定が崩れないよう、行きたい施設やレストランの営業時間などの詳細をインターネットで事前に確認することも大切です。

シンガポールへご旅行の際に責任ある行動を取るためのポイント

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シンガポールで買い占めは起こっているのか?

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シンガポールでも一時期、買い占めが起こりスーパーから食材品がなくなりましたが、現在は日本と同じ状況だそうです。マスクなど品薄なものもありますが、食料品は購入できる状態とのこと。

しかし、この先どのようなことが起こるのかは、誰も予想がつかない状態だと言えます。そのため、現地の最新情報をこまめにチェックし、適切な行動をするよう心がけたいですね。

シンガポールの最新情報をチェックできるサイト

外出の際も、政府当局からの最新情報を常にチェックしましょう。

COVID-19(新型コロナウイルス感染症)に関する最新情報については以をご覧ください。

www.moh.gov.sg

www.gov.sg

出入国管理対策については以下をご覧ください。

www.ica.gov.sg

観光客および観光産業に従事する方への勧告は以下をご覧ください。

www.stb.gov.sg

お問い合わせは旅行者ホットライン(1800 736 2000)へ電話をするか、フィードバックフォームから連絡をする、もしくは シンガポール・ビジターセンターへ行きましょう。

現在、シンガポールへ渡航するのはハードルが高い状態です。この事態がいつ収束するのかわかりませんので、1〜2ヶ月後にシンガポールへ旅行予定の方も、旅行時期を見直した方がいいかもしれませんね。

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