画像は日テレ公式サイトより
新型コロナウイルス対策で様々なイベント等が自粛を強いられているなか、3月23日、日本テレビの小杉善信社長が定例会見で唖然とさせる発表をしました。
感染の終息さえ見えていない状況で「24時間テレビはやりますか?」との記者の質問に対して、「もちろん、はい」と即答し、こう強調しました。
「やらないといけないという、我々も使命感を持っておりますので」
使命感……? その昔、「アメリカと違って出演者にギャラが出るんですね」って西田ひかるさんに思わずバラされちゃった“チャリティー風”番組に何の使命感が……? 当然ながら、この日テレ社長の発言に対する批判の声が、ネット上やSNSでも次々と上がっています。
<広告宣伝費とかタレントに払うギャラとか、全額寄付すればいいんじゃないですかね>
<K-1開催を批判しておいて、24時間テレビの強硬は一切文句言わないのがテレビ業界>
<都知事が“首都封鎖”まで言及したのに…必ずやるって、テレビ局はどんだけ偉いの?>
<社長は部屋でぬくぬくテレビ見るだけ、現場スタッフと募金する人たちでコロナ感染>
<「愛で地球を救う」んじゃなくて、「欲で地球を滅ぼす」んですね>
世間では、コロナ感染への恐れもさることながら、自粛によって経済活動が滞って倒産する会社も相次ぐなか、生活が困窮する人たちが増えております。
そんな状況下で、大勢のスタッフや関係者、タレントや借りだされる出演者(障碍者など)、そしてファンや募金する人たち、さらに24時間マラソンまであれば、どれだけコロナ対策をしようが、危険な大規模のイベントにならざるをえません。
2009年の新型インフルエンザでは、この24時間テレビが、感染拡大させたとの指摘もありました。国民が必死になって抑えようとしている新型コロナを感染爆発させる可能性があるのはもちろん、経済的な不安を抱える国民が多いなか、神経を逆なでするような全国的な募金活動を行う番組に対して、不信が募るばかりです。
ただ、それでも24時間テレビに期待する人々もいることも事実です。
<社長が「使命」だって言い切るんだから、全責任を追う覚悟があるんだよ>
<ヤラセも偽善もやめて、本来のチャリティー番組にするってことだと思う>
<日テレは大企業のスポンサー料と芸能人のギャラを寄付するんじゃないかな>
総務省に認可された公器である全国放送のテレビ局が、国の方針に逆らって火事場泥棒のようなマネはしないと思うので、きっと“高尚な使命”があるんだと信じたいものです。(文◎編集部)