橋下徹氏、コロナ感染か 「喉には痰が絡む違和感を覚えます」と番組キャンセル…もしも『陽性』ならテレビ局は壊滅的な状況に陥る!?

画像はツイッターより

2009年の新型ウイルス感染爆発時に大阪府で陣頭指揮を執っていた元府知事の橋下徹。

その府知事時代の実績を引っさげた弁護士という説得力も相まって、歯に衣着せぬ発言でテレビ受けするタレント性が重宝がられ、連日、コロナ騒動を伝えるテレビのワイドショーや討論番組に出演していました。

3月24日、その橋本氏が皮肉にも発熱して自宅で療養するとツイッターで公表したのです。

<ご報告)新型コロナウイルス肺炎が日本において騒がれるようになってから、仕事の関係上、起床・就寝前はもちろん、一日のうちでも各仕事前には必ず体温計で体温チェックしていました。本日の朝チェックしますと37度3分ありました。>

さらにツイートは続いていきます。

<念のため数回測りましたが、若干の誤差はあるものの、概ね37度3分でした。昨日までは体温に問題もなく通常通り仕事をしていました。過去、この時期に熱が上がったことは記憶にありません。喉には痰が絡む違和感を覚えます。せきは出ていません。>

<倦怠感は、この程度の熱なので、あると言えばある、ないと言えばない、という感じです。息苦しさについても同様です。 正直、これまでこの程度の熱、体調の場合には、薬を飲んで仕事をしていました。 しかし、今は厳禁です。>

<特に本日の仕事も、大阪から東京に公共交通機関を用いて移動しなければなりませんし、テレビ番組は室内のスタジオ等で出演者と近接距離で話します。ゆえに仕事関係者の皆様には大変なご迷惑をおかけしますが、しばらく自宅にて様子を見たいと思います。>

<なお、自宅内において僕は一室に閉じこもり、家族との接触には特に気を付けるようにします。家族にも体温計測等は徹底させます。 その後の状況等については、ツイッターで適宜報告します。>

ツイートはここでいったん終わっています。

この発表に対する反応は、<自宅療養は正しいです><よく発表してくれました><お大事にしてください>など、心配しつつも好意的な声が多く、的確な判断だったと支持されています。

普段なら微熱と言える「37.3度」の発熱にも、当事者意識を持ってコロナ禍に相対していた橋下氏だから気づけたことかもしれません。

ただ、もしも、橋下氏が新型コロナウイルスに感染していたとなると、出演番組で「濃厚接触」している人間はかなりの数に上るはずで、各テレビ局に大打撃を与えることは間違いありません。

すでにTBS系の『グッとラック!』(MC立川志らく)の出演をキャンセルしましたが、それまでにフジテレビ系の『バイキング』や、日本テレビ系の『Mr.サンデー』など主だったワイドショーには軒並み出演しており、各局の討論番組にも多数出ております。

しかも、ワイドショーや報道番組のスタジオなどの密閉された空間で、大きな声で話しまくっているわけですから、出演者・スタッフ問わず、飛沫感染の可能性は大です。下手をすれば、各局でクラスターが発生して、コロナ報道をしている場合ではなくなるかもしれません。

テレビ関係者が、橋下氏のようにコロナ対策に留意しているかどうかは疑問です。

現に、どの番組でも視聴者にマスク対策を促しても、スタジオでマスクをしている出演者は皆無なわけですから、今後のコロナ感染爆発が起こるとすれば、その中心地は「首都封鎖」の可能性が出てきた東京都、さらに都心にあるテレビ局かもしれません。(文◎編集部)

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