川崎市は、女性の活躍に力を入れる中小企業やNPO法人などを対象にした市独自の認証制度「かわさき☆えるぼし」について、2019年度の選定企業の取り組み事例をまとめた冊子を発行した。24日から市内各所、近隣の大学などで配布している。
事例集では、選定19社を掲載。女性の配置がなかった技術部への積極的な配置を行っている建設会社や、女性従業員がキャリアプランを描けるよう、ロールモデルとなる女性管理職が専任となった相談窓口を設けたIT情報サービス会社などの具体的な取り組みを紹介している。
同制度は18年度創設で初年度は24社が認証を受けた。事例集では、この24社の認証効果も説明。「名刺に認証マークを入れてPRしており、社外から反響がたくさんあった」「合同企業就職説明会で、女性からの説明の希望が増えた」「応募者の入社の決め手として一定の効果があった」といった声を掲載している。
A5判、26ページ。1万3千部を発行。市内・近隣の大学、市内の高校、ハローワーク、区役所などで配布する。
