副業をする「両生類」の若者たちが増加 仕事のスタイルも多様化

現在、中国の大都市では生活コストが高く、多くの若者の賃金も伸び悩んでいる。特に一線都市や二線都市といった大都市では、固定給だけで生活を維持することは難しいため、副業が不可欠になっている。最近、マスコミが50人に街頭インタビューを行ったところ、そのうち16人の会社員が副業をしており、そのほとんどがインターネット産業などの新興産業で働いているのが分かった。

こうした中、こうした若者を指す言葉として「両生類」という言葉が話題になっている。「両生類」の若者とは、日中は会社で働き、夜は副業をすることを指す。本業と副業同時に二つの仕事をこなしているため、そのような名前が付けられた。統計によると、現在中国には8,000万人を超える「両生類」の若者がおり、そのうち24〜28歳がその半分を占めている。学歴では大学、大学院卒や修士以上が主流だ。

解説:

1960年代や1970年代の世代と比較すると、昨今の若者の教育レベルは高く、より多くの職業スキルを身に付けている。とはいえ生存競争も激しく、若年たちは固定給だけでは生活に安心感を感じられず、副業は必須と見ている。またSNSの発展により副業の機会が広がっている。例えば退勤後にメディア関連の仕事をして、日々の収入を得るなどし、裏側の仕事で様々な収入を得るようになっている。

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