新エネルギー車監督管理再び引締め 事故発生12時間以内に報告

10月9日、新エネルギー車の安全性の保障を引き続き強化するため、中国国家市場監管総局がウェブサイトにて関連の通知を発表。これによると、メーカーが自社の生産、販売又は輸入した新エネルギー車が中国市場において発煙、発火事故を起こした場合、事故発生から12時間以内(死傷または重大な社会的影響を招いた場合、事故発生後6時間以内)に市場監管総局に事故の基本情報を報告しなければならない。

同時に、メーカーは新エネルギー車の火災事故発生後、同一型式、同一ロット又は同一部品を使用している車両に火災リスクが存在するかどうか自主的に精査しなければならず、火災リスクが存在する場合、関連規定に基づき可及的速やかにリコールを実施しなければならない。

解説:

今年3月、中国国家市場監督管理総局は新エネルギー車製品のリコールの管理強化に関する通知を発表していたが、今回の再通知はこの通知を基礎とした上で、新エネルギー車の事故報告制度をさらに規範化するものだ。過去2年間で、中国において新エネルギー車の安全に関わる事故が頻発し、それは蔚来汽車(NIO)、テスラ(TESLA)などのブランドにも及んでいる。新エネルギー車のターゲットユーザー層の電池技術と製品の品質信頼性に対する懸念が高まっており、市場の発展に影を落としている。

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