三、四線都市の消費が急速に増加 「量と価格」二つの増加で消費の潜在力が引き出される

このほど、有名なEC企業の拼多多(PINDUODUO)は、2019年上半期のユーザー消費データを発表した。データによると、三、四線都市の総注文数は前年比98%増加し、ユーザーの取引総額は前年比135%増、平均取引額は15%上昇した。スマート家電、デジタル、アウトドアなどの商品は前年比160%以上増加し、購入する商品は日増しに多様化している。

モバイルネットワークとEC企業の急速な発展で、三、四線都市と一線都市の「大きな消費のギャップ」は小さくなり、三、四線都市の消費の潜在力が高まっている。さらに三、四線都市の消費者は個性化、若年化という消費形態で、その消費規模と消費能力は同時に伸びていて、次第に消費経済の新しいけん引力となっており、消費の「新しいブルーオーシャン」になると期待されている。

解説:

中国の三、四線都市で近年消費が増加しているのは、一方では消費者の消費志向の変化、もう一方でインターネットの発展がもたらした影響のためだ。まず、三、四線都市の消費者はますます品質重視の消費になっていて、生活様式、消費レベル、ブランド選択などが一、二線都市に近づいている。次に、インターネットの浸透で消費をアップグレードする手段の制限がなくなった。多くの企業はすでに三、四線都市の市場への参入に着手していて、将来内需をけん引する主力になると期待されている。

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