追われる阿里巴巴 「京東智聯クラウド」がAI、クラウド、IoTの統合で対抗

京東集団(JD)はこのほど、同社傘下のクラウド、AI(人工知能)とIoT(モノのインターネット)を統合した「京東智聯クラウド」を構築、新ブランドの稼働後は、技術力を総合し、国内外のユーザーにより優れたサービスを行うと発表した。

2019年、京東の純サービス収益は前年比44.1%増で全収益の10%を占めた。12月より、京東は技術投入に再び力を入れ、もとの京東クラウド、AI、IoTを統合して京東クラウド・AI事業部とし、ユーザーに豊富なデジタル化サービスとワンストップ式ソリューションを提供している。現在、京東には1万8,000名を超える研究開発人員がおり、同AI研究院は8項目で世界1位を獲得、建設拠点とシティークラウドは40か所を超え、中国初となる自社開発のスマートホームのプラットフォームをどこよりも早く発表した。

解説:

中国工業・情報化部が発表した文書の恩恵もあり、中国の新型インフラ建設はブレークスルーを迎えようとしている。5Gビジネス化の加速により、ネット利用ニーズが放出され、AIとIoTの応用シーンは今後急速に開拓されると見られる。2019年時点で、京東クラウドとAI事業部はすでに中国パブリッククラウド市場のトップ10に入り、前年比512%増、成長スピードでは業界トップとなっている。「京東智聯クラウド」の設立後、異なる部門間での協力提携がしやすくなり、統一したブランドイメージを樹立したことで、技術転化率とビジネスサイドの業務競争力の向上につながっている。

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