中国の大学にeスポーツ専門課程が開設、34課程で人材を養成

重慶交通職業学院に開設されたeスポーツ専門課程に、このほど第1期生となる新入生が入学した。この専門課程には外国語、言語と文学、eスポーツ心理学、eスポーツ産業分析と管理などを含む34課程が設けられ、eスポーツ業界の人材を育成することになる。

eスポーツ専門課程では、実際の操作以外にもeスポーツクラブやライブ配信プラットフォーム、ゲーム開発業者、サービスプロバイダなど業界内の様々な内容について理解し、eスポーツ分野で働くための科学的指導やビジョンを得ることができる。ネットユーザーの中には、簡単にeスポーツ選手になれると若者が誤解するのではないかと批判する意見がある一方で、新興業界はチャンスや市場が大きく予備の人材を育成する意味は大きいという声もある。

解説:

教育部が「eスポーツの運動と管理」を専門課程に加えてから、多くの大学がeスポーツ専門課程を開設するようになった。近年は業界が急速に発展し、これまでの「単なるゲーム」や「正業に就いていない」という社会の見方が変わり、eスポーツが競技として認められるようになった。中国の人力資源社会保障部が発表した高所得技術分野の新たな職業の中にはeスポーツ選手も含まれており、業界全体の人材不足は今後5年間で200万人に達する見込みだ。

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