ハイアールが昼寝した従業員を解雇 ネットでは社風が古すぎるとの声

最近、青島ハイアールグループ(HAIER)では4名の従業員が昼食後職務に戻らず、社内のカフェで昼寝をしていたところを見回りの職員に撮影され、解雇された。

このニュースのコメント欄では、ネットユーザーたちが会社の社風に不満を示し、あまりに古く、人間味に欠けていると指摘した。法律の専門家は、会社の管理が人間本位であるかどうかは会社に規則が制定されているか、そしてその規則が合理的であるかどうかで判断するものと考えている。ハイアールはその後、この4名の従業員が就業時間中に公共のレセプションで居眠りしていたことや、会社の業務制度と従業員規範は法律を遵守しており、制度上、正午には1時間半を食事のために与えていることについて発表した。

解説:

改革開放後、中国の社会と経済は急速に発展した。企業の管理も従来の規則による管理から自由で多様な価値観へと歩み寄っている。中国の若い従業員たちには以前にも増してさまざまな選択肢がある。給料やキャリアアップなど以前からの考えにとらわれるだけでなく、企業文化についても判断の根拠となっている。今回SNSで起こったことの本質は、若いネットユーザーと昔ながらの中年管理職との価値観の衝突であると言える。

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