快手がオフラインビジネスを支援、ショートビデオから大手に

中国のショートムービー共有サイト大手の快手(KUAISHOU)が「暖春計画」を開始、ユニークなサポートキャンペーンを開始した。商品無料サービスや新型コロナウイルス流行期間中のサプライヤー支援を行っていく。

新型ウイルス流行の影響で、多くのブランドは実店舗からオンラインへの業態転換を加速させている。本計画では、快手へのブランド出店を支援、保証金や企業認証サービス料金を無料にする。販売先行により快手はブランドの生産ライン回復をサポート、発送時期も延期し、資金回収のサイクルを短縮する。今後もさまざまな企業経営に合わせカスタマイズした運用方法を提供していく。さらに、快手商家号や快手教育生態といった快ブランドや快手のパートナーも「暖春計画」キャンペーンを開始し優待キャンペーンを行っていく。

解説:

2003年のSARSは、中国のサプライヤーと消費者をインターネット上で結び付け、アリババ(ALIBABA)の急速な成長に寄与した。今回の新型ウイルス流行の影響で、オフラインのショッピングや教育、エンターテインメントや看板広告業者はオンラインに活路を見出さざる得ない状況になっている。そのため、オンラインショッピング、ライブ配信教育、オンラインシネマやオンラインビデオなど、インターネットプラットフォームへの切り替えを迫られている。快手によるオフラインビジネスのサポートが今後オンラインにおける新しい業態の開発に役立っていくものと思われる。

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