中高年「ネットユーザー」が一億人越え シルバー世代でSNS利用が急増

SNSの普及に伴い50歳を超えたシルバー世代もモバイルソーシャルメディアを積極的に利用するようになっている。ある研究調査によると、2019年末までには中高年のモバイルソーシャルメディアユーザーは一億人を超えるとのこと。ライブ配信、ショートムービー、SNS「微信(WeChat)」のモーメンツ、カラオケSNSといったサービスの利用が高齢者の間で浸透し、SNSの発展と新しいスマホへの買い替えとともに多様化している。

中高年層のSNSの知識や習熟は、一般に若者と比べると2~3年遅れており、交友関係も比較的狭い。積極的か受動的な利用かにかかわらずSNSへの参加は中高年が交友関係を広げ、SNSがもたらす新鮮な感覚が生活をより豊かにするだろう。

解説:

中高年層は比較的孤独で経済的に豊かというユニークな特徴を持っている。また、新しい事に対しては比較的消極的というレッテルも張られてきた。ソーシャルメディアの発展に伴い中高年層の多くがSNSの世界に足を踏み入れている。オンラインでの社交的なつながりが広がり、オンラインショッピングや、ネットワークでの習い事が盛んになっていることで、これまで高齢者に貼られてきたレッテルは過去のものになっている。中高年層のSNSの積極的な利用により「シルバー世代」への印象も変化している。

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