一億人の「90年代生まれ」がネットで文化デザイン商品を購入、博物館のデザイン商品が中国で大人気

8月26日、頤和園をデザインにした商品のシリーズがフランスのパリでお目見えした。これは、一連の中国の博物館をデザインに取り入れた製品が海外に出たことを表している。中国では、こうした文化的デザインの商品は博物館と若い人を結ぶ新しい方法になっている。

清華大学文化経済研究院とTモールが共同で発表した「新しい文化的デザイン商品の消費傾向の報告」によると、ここ2年でネットショッピングでの文化的デザイン商品の取引規模は爆発的に伸びていて、淘宝、Tモールでは、2019年の取引規模は2017年に比べ3倍増加した。過去1年間、ネット博物館の旗艦店へのアクセス数は累計で延べ16億人に達し、そのうち1億人が「90年代生まれ」である。データから分かるように、ネットで文化的デザイン商品を購入することは、すでに若い人の消費の新傾向になっている。

解説:

博物館は豊富な文化資源によって実用性と芸術的な美しさを兼ね備えた優れたデザインの商品をつくっていて、優れた伝統文化に創造性を加え、芸術をより生活に身近なものにすることができる。そのため、近年中国博物館業のイノベーションの重要な方向性になっている。このほか、ビッグデータ時代の到来で文化的情緒とデジタル製品を融合させ、豊富なビジネスエコシステムを作り上げ、博物館の文化デザイン市場は新しい億単位の産業に成長している。

© 有株式会社