阿里巴巴、新世代スマートスピーカー発表 「家庭大脳」計画開始

9月25日、阿里巴巴(ALIBABA)が開催したデベロッパーのイノベーション展示プラットフォームである雲栖大会で、AI音声スマートスピーカー設備の天猫精霊が2つの新製品を発表。阿里巴巴傘下の半導体企業と共同開発した最新のスマート音声チップを搭載している。

2つの新製品は双方ともスクリーンを装備し、AliGenie4.0システムを内蔵することにより、全二重通信による自然な対話技術、アナウンスプロセスでの指示の聞き取り完了、1回の呼びかけ後に複数回の連続対話を行えるなどの機能を実現した。同時に、阿里巴巴の人工知能研究室はさらに天猫精霊を家庭用端末とする「家庭大脳」計画を発表した。AIを通じて音声、視覚、タッチ等の多種のインタラクティブ方式を実現することで、スマートホームでの相互リンクをさらに簡単便利にしていく。

解説:

5G時代の到来に伴い、各インターネット企業は新時代における技術の運用を模索している。携帯電話端末の更新はやはり撮影、ゲーム、情報交換などの機能に関心が集まっているが、スマートホームはより多くの可能性に出会えるかもしれない。住まいのシーンにおけるインタラクティブとアプリケーションのさらなるスマート化には、スピーカーの中枢としての役割が必要不可欠だ。阿里巴巴の今回の天猫精霊のポジショニングからは、スマートホーム市場に対しすでに相当の計画と布石を整えていることがうかがえる。

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