アリババ、虎牙がアプリを開始 漢服のソーシャルが若者の新しい流行に

インターネット大手アリババ(ALIBABA)とライブ配信プラットフォーム虎牙(HUYA)はこのほど、それぞれ「古桃」と「花夏」というアプリを始めた。主に漢服に関してコミュニケーションを取る機能がある。この2つのアプリは、漢服愛好者が作った交流コミュニティのほか、人気の服の提供および漢服に合わせるアクセサリーや関連の小物を販売している。

これまでにあった主な漢服のソーシャルアプリは「漢服薈」で、累計479万人のユーザーがアンドロイドでダウンロードした。漢服を着る文化は、2003年頃からインターネットで見られるようになった。2018年末までに中国の漢服愛好者はすでに200万人を超え、漢服産業の規模は約10.87億元になり、漢服愛好者のためにコミュニティプラットフォームを作ることが次第にインターネットの新しい傾向になってきている。

解説:

漢服はある種レトロの流行であり、主な愛好者は90年代生まれ、2000年代生まれで、ソーシャルネットワークを主な交流のプラットフォームとする。同時に、eコマースは漢服愛好者が服を購入する主なルートだ。2018年、タオバオ、T-mallの漢服関連の総売上高は9.21億元に達した。現在漢服市場は供給と需要のアンバランスが起き、高級漢服の価格は非常に高価だ。アリババと虎牙の進出は、まさに漢服愛好者のソーシャルニーズと消費潜在力を見込んでのことだろう。

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