驚くべき中国人のエビ愛 100万トン以上を平らげ 生産金額は数千億元に

2018年の中国のエビ類の総生産金額が3690億元に達し、前年同期比37.5%増となった。生産量は163.87万トンとなったほか、エビを扱う実店舗数は約14万店を超え約70%の増加となった。

総生産金額の内訳を見ると、養殖業が680億元、加工業を中心とする第二産業が284億元、レストランを中心とする第三産業が2726億元となっている。稲田養殖が最も多いエビ漁において、湖北省の生産量は全国の半分だ。加工業は資本の参入によって拡大し、コールドチェーン輸送や物流の整備が急ピッチで進められている。オンラインデリバリーが着実にシェアを伸ばしており、影響力を持つブランドも次々に登場している。

解説:

エビとビールの組合せ。中国でも特に長江流域の人たちにとって欠かせない毎年の夏の楽しみだ。麻辣、香辣、十三香といった昔からの味付けに加え、ここ数年ではニンニク炒め、油炒め、茹でエビ、冷やしエビといったバリエーションも楽しめるように。加工業や貯蔵業が成長し、加工工場ではさまざまな部位を使った製品や調味料類が次々につくられたことで、季節を問わず手に入るようになった。産業チェーンのさらなる発達により、産業の現場は整いつつある。

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