漫画の価格が150倍も暴騰 芸術への思いにお金を使って再びブームを起こす

最近、吉林省臨江市の定期市で、普通の漫画本が200元近くで売られ、価格はほぼ150倍膨れ上がった。文化産業新聞(Cultural Industry News)の報道によると、1955年に出版された「風雲初記」の収集価格は12万元に達し、1958年出版の「勇敢」の収集価格は13万元以上になった。

漫画は一種の芸術品であり、形を作って絵画の技巧を表し、さらに文字を付けてストーリーの展開や顛末を説明したり述べたりする美の芸術である。年代がとても古い全巻セットの漫画は市場ではあまり見られないため、収集価値も大きく上がり、規模の大きな各収集品市場の人気の収集品になっている。時代の記憶を載せた漫画は、レトロブームの下でその芸術的価値と市場的価値が次々と現れてきている。

解説:

漫画はある種の古い中国の伝統芸術であり、宋の時代に印刷技術が普及してから最終的な形ができた。それは連続した画でストーリーを述べて、人物を描写するもので、題材は広範囲から取り、内容はさまざまな、老人にも若者にも良い一般向けの読み物だ。スマートフォンがまだ普及していないころ、漫画は大事な啓蒙書であった。今やすでに多くの80、90年代生まれの人の大切な思い出になっている。漫画の価格が暴騰する背景には、古本収集市場の力添えと80、90年代生まれの人が自分の思いのためにお金を使う傾向がある。

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