民法典の分編草案 「家風」が法律に入る

民法典の婚姻家庭編草案第4回審議が「優れた家風を打ち立て、家庭の美徳を発揚し、家庭文明の構築を重視する」の文言を法律に入れることを予定している。「家風」とは社会主義の核心的価値観を構成する重要な部分だ。2017年に「社会主義の核心的価値観」が民法総則に入り、その後核心的価値観はまた民法の中ではっきり示される可能性が高い。

2014年から「家風とは何か」シリーズの報道が広く注目されるようになってから、「家風」は全社会で熱く議論される話題になった。2015年、習近平総書記は、家庭は社会の基本的な細胞であり、家風を確立することは家庭づくりと社会の構築の重要な内容だ、家風の確立をさらに推し進めることは必然の流れである、と強調した。

解説:

家庭は個人教育の最も重要な場所で、古来より中国では「家の天下」思想を実践し、それが社会および個人の成長に重要な影響があると考えてきた。中国の伝統文化の重要な構成部分である「家風」自身には、伝承性があり、歴史を経て選ばれてきた優れた文化だ。新しい時代に家風の確立を強調するのは、一方で社会の精神文明建設の重要な構成部分の推進であり、もう一方で伝統文化回帰の訴えだ。

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