シェア自転車が都市の災いに 廃棄車両をテーマパークに

9月12日、美団(MEITUAN)、摩拝単車(MOBIKE)は国内初のシェア自転車フィールドテーマパークの設立を宣言。「置き所のない」廃棄シェア自転車に新たな生命を与えることにより、シェア自転車がもたらす都市管理上の問題を解決していく。

シェアリングエコノミーの台頭により自転車市場は過熱したが、大規模に配置された自転車は業界内で過剰なリソース浪費を招いた。特にここ一年、古くなった自転車による「自転車の墓場」が各地の至るところに出現しており、シェア自転車の氾濫が激論の的となっている。今回の全国初のシェア自転車パークの出現は、廃棄自転車のリサイクルモデルの模索であり、シェアリングエコノミーと持続可能な発展という理念の下で作り上げていく新たな文化形式でもある。

解説:

製品のシェアから空間のシェアへ、資金のシェアから生産力のシェアへ。シェアリングエコノミーのコンセプトは過去5年の間に急速に台頭し、ほぼ全ての業界を風靡している。しかし、資本構造下におけるシェアリングエコノミーは次第に内なる問題を暴露しつつある。市場メカニズムの下、都市における自転車の容量は飽和状態を超え、資源の浪費は非常に深刻だ。シェア自転車パークの構築により、廃棄自転車を文化インフラに転化させ再びバリューチェーンに組み入れることで、廃棄自転車が第二の生命を発揮できるようになる見込みだ。

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