深圳市が高校入試評価体系の改革を発表 ボランティア活動が評価体系に組み入れられる

去年、深圳市は「深圳市中学生の総合的資質表現評価構想(試行)」を公表した。その中で、中学生段階の最初の5学期すべてでボランティアあるいは公益活動に参加して奉仕時間を費やすよう求めている。現在、試用期間はすでに一年が過ぎ、深圳市教育局は説明会を開き、新しい総合評価体系についてさらに説明を行った。

深圳市教育局の説明によると、学生が参加する公益活動、ボランティア活動、コミュニティでの奉仕活動は主に学校が組織して進め、学生の自主的な活動は補完的なものとする。進学評価の中で、学生の学業レベル試験の成績が同等の場合、総合評価レベルが高い者を優先的に合格とする。

解説:

深圳市が推進する高校入試総合評価体系でボランティア活動などを参考要素に組み入れるが、これは中国の試験における点数志向の進学評価体系に対して行われる重要な改革である。しかし、他方で多くの保護者がこれに困惑していて、学生のボランティア活動時間の認定などの問題を提起している。同時に、総合評価について、市場でも同様に有料のボランティアサービス仲介機関が現れている。今回の説明会ではっきり説明がなされ、地方政府の慎重な態度も示された。

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