「クラウドゲーム」時代到来 華為と遊族が提携

遊族(YOUZU)と華為(HUAWEI)がこのほど、提携枠組み合意に調印したことで、両社は今後クラウドゲームで提携し、クラウドゲーム業界市場を共同開拓する。

遊族は、中国国内をリードするインタラクティブエンターテインメントベンダーで、これまでに「少年三国志」、「盗墓筆記」など多くの著名なゲーム製品を打ち出し、版権発行は欧米、中東、アジアなど200の国と地域に及び、全世界で累計10億人のユーザーがいる。華為は、世界をリードする情報と通信インフラ、スマホ端末のサプライヤー企業である。今回の提携により、双方のそれぞれの強みを生かすことになり、華為にとってはクラウドゲーム戦略の配置の基盤を強固にすることになる。

解説:

これまでのメインゲーム機が端末にソースパッケージをダウンロードするのとは異なり、クラウドゲームのプラットフォームは完全にクラウド上にあり、業務の処理やレンダリングなどは各地のサーバー上に分散された後、利用者に送られる。パソコンのローカル内の操作もリアルタイムでクラウドに転送され、スイッチを入れるとすぐに始めることが出来る。華為は、5G、クラウド、ハードウェアのいずれも蓄積したメーカーであり、コンテンツ作成側との提携に期待を寄せ、クラウドゲーム市場でこれまで以上にイニシアティブを握ることになるだろう。

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