ネットで人気の酸菜魚店親会社が香港で上場、株価が50%以上高騰

ネットで人気の酸菜魚店の親会社である九毛九(JIUMAOJIU)国際控股有限公司が香港に上場した。株価は初日の終値が56.36%、時価総額は137.61億香港ドルとなった。九毛九は中国料理レストランチェーンで、子会社には九毛九、太二、2顆鶏蛋煎餅、怂、那未大叔など五つのブランドがある。現在、269件の直営店と、41件の加盟店があり、フランチャイズ店と広東料理レストランの収益が全体の約70%を占めている。

太二酸菜魚のブランドは、現在同社の収益と利益成長の主な要因となっている。これまでも九毛九は2016年にA株式上場を模索していたが、上場は実現しなかった。2018年にA株式上場の申請の撤回した後は香港での上場を検討中だった。

解説:

同社は太二をはじめとした一連の外食業務を標準化しチェーン展開している。さらに人気商品の開発とマーケティング、従来の伝統的な回転の遅い外食産業を改善することで成功を収めた。2019年上半期には、91件の太二レストランが合計5.4億元を売り上げ、前年比147%増を達成した。酸菜魚にスポットを当てることで、太二ブランドはチェーン店の経営を標準化、チェーン店拡大を早期に実現した。今回の香港の株式上場で、九毛九のレストランネットワークが拡大、新興市場への進出を実現することになるだろう。

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