ブランドの混乱を整理 茅台の子公司が相次いでグループLOGOの使用を中止

中国の白酒企業茅台(MAOTAI)グループは、各酒類子会社が相次いでグループのLOGOとグループ名の使用を中止し、子会社のブランド数を5つ程度に減らし、製品総数を50以内に抑える決定をした。今回グループロゴの使用を中止する子会社には習酒公司(GUIZHOU XIJIU)、技術開発会社、薬用酒会社などがある。茅台グループは、今年の年末までに一部の赤字や利益の少ない子会社の撤退を済ませると明確にしている。

このほか、茅台グループはリターンが低すぎる、管理がずさんなどを理由に傘下の広東尊茅酒業有限会社、河南新隆祥酒業有限公司の関連会社2社に対する投資、資本参加を終了し、投資収益を清算する。

解説:

今年茅台グループの売上高は1,003億元に達し、中国初の売上高1,000億を超える酒類会社になった。長い間、茅台グループ内の各酒類子会社は大部分がOEMモデルで経営し、品質は不均一で、子会社が本当に市場競争力のあるブランドを作り出すのに不利な上、同時に茅台という親ブランドを毀損する潜在的リスクがあった。整理することは、茅台グループが電子商取引の会社を解散したのに続き、マーケティング体制改革推進のためのもう一つの措置でもある。

© 有株式会社