美団 重要人事異動をスタート 管理者層の研修計画打ち出す

中国で現地生活をリードする020プラットフォーム美団(MEITUAN)の王興CEOは社内で通達メールを出し、同社で「管理者層の研修計画」をスタートし、今後は人事面での総点検、シフト勤務でのトレーニング、後継者計画などの一連の業務を実施し、今後10年の人事幹部世代の研修のために組織と制度上から保障することを明らかにした。

同計画では、まず美団の最高管理意思決定機関のS-team(Senior team)から実施する。同社の共同創設者、S-team構成員、シニア・バイス・プレジデント(SVP)である王慧文氏は会社の具体的な管理業務からは退くことになる。S-team構成員、SVPの劉琳氏が今後、同社の上級顧問(相談役)に就任する。

解説:

新興企業の管理において、人事、組織と戦略の三者は分けて考えることはできない。会社が大きくなるにつれて、組織の運営効率に対する要求もますます高くなる。美団を例にとると、初期段階は融資と「地道な口コミ」に頼り「多くの激戦」を乗り越え勝ち進んでいたが、業務の方向転換により、陣営の合併、調整と会社の安定した成長の方向性を見つけ出すことが必要となった。美団のこの変化は、多くの中国インターネット企業が粗放型の成長から規範化された組織へと段階的に変化していることを反映している。

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