騰訊1億4,800万ドルでノルウェーゲームメーカー買収

騰訊(TENCENT)とノルウェー大手ゲームメーカーファンコム(Funcom)が共同声明を発表し、騰訊がファンコムに評価価格13億3,000万クローネ(ドル換算で約1億4,800万ドル)で株式公開買付を提示したことが明らかになった。騰訊が提案した見積価格は、同社の先週終値の13億3,500万クローネより27%高いことになる。

ファンコムは1993年、オランダに本部を構えた。同社が販売したゲームには「コナンアウトキャスト」、「Secret World」などがある。合併買収後、ファンコムは経営層と会社組織、人数などはこれまでどおり維持し、引き続き投入資金で現行のゲームをサポートしていく。現在、ファンコムは米小説家フランク・ハーバートの「デューン」シリーズのSF小説をメインとしたオープンワールドのマルチプレイヤーゲームを開発中だ。

解説:

現在、騰訊はゲーム分野での投資には「英雄連盟」のディベロッパーRiot Games、「フォーナイト」のディベロパーEpicや、Supercell、育碧、Paradox、Frontierなど多くのゲームディベロッパーを含む。騰訊は長期的な投資者の身分で、ゲーム開発の実際の業務には携わることは少なく、被投資側に対して財務投資を主としている。また、オンラインゲームの運用面において、被投資側のゲームディベロッパーに対して補助的に後押しをしている。

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