保険業で初の「外国選手」 金融開放の最初の外資はドイツ資本

ドイツのアリアンツ・グループ(ALLIANZ)は、アリアンツ中国が銀行保険監督管理委員会の認可を得て開業し、中国初の100%外資の保険会社になると発表した。

外資の金融機関の業務範囲と持株比率の制限撤廃後、中国保険業の対外開放政策は正式に始まった。世界をリードするグローバル金融グループとして、アリアンツは長く中国で業務を展開し、現在顧客のために保険での保障、リスクマネージメントと資産管理分野の全方位にわたりサービスを提供している。監督管理機関の助けを得て、アリアンツ中国は大量の事前準備を行い、開業の許可を得た。会社側は、新しい株主構成を固め、その後引き続きさらに全面的な金融ソリューションとサービスを提供し、中国保険市場と共に成長すると表明した。

解説:

中国保険業の巨大な規模と発展の潜在力に惹かれ、外資機関は長く賠償責任保険、健康保険などのニッチ分野で業務を展開してきたが、全体の発展のスピードは緩慢だった。従来の政策は本土企業を保護するために「中国資本と外資の合弁」を求めたが、金融産業の開放を決めた中国は、すでに外資単独での業務に対する制限を取り止めている。中国資本は投資効率を一層重視し、引き続き事業モデルを広げることで多様化する市場ニーズに対応し、外資参入がもたらすチャンスと試練に立ち向かう必要がある。

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