「中国で最も消費額の高い観光都市ランキング」発表、一人当たり観光消費は前年同期比5%増

「中国で最も消費額の高い観光都市ランキングTop50」がこのほど発表され、数千万人のSNSユーザーの注目が集まった。フルンボルトが3年連続の首位となった。

地域別に見ると、江蘇省はトップ50都市のうち約5分の1を占める計9都市、福建省は計5都市がランクイン。内蒙古自治区は3都市のみだったが、1位と2位を独占した(フルンボイルと包頭)。『中華人民共和国文化・観光部2018年文化・観光発展統計公報』によると、2018年の中国の観光総収入は5兆9700億元、Top50にランクインした都市における観光客1人当たり平均消費額は1,660元で、前年同期比5%増となった。

解説:

消費観念の変化や観光インフラ設備建設の進展に伴い、中国の観光市場は急速な発展が進み、観光客の総数も増加の一途をたどっている。しかし、人気の観光地が集中しているのは、経済が発展し、知名度が高く、サービス施設が整った地域のみ。地域の発展と消費構造の不均衡は、解決されるべき問題だ。こうした情況のなか、外部から投資を受け入れたり、インターネットを駆使して観光資源を売り出したりすることで、多くの非発展地域がこの課題を克服している。

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