都市の有料自習室が人気 学生やビジネスパーソンが使用

近年、オフィスビルあるいはレジデンス付きオフィスビル内の有料自習室が中国で流行り始めていて、これまでに深圳だけでも十数室開設された。自習室の中には伝統的な長い机があり、席は板で仕切られていて、ロッカー、電気スタンド、コンセントなどが用意されている。

有料自習室の環境は静かで、学習する雰囲気があり、集中しやすく、効率もよい。現在これらの自習室の入席率は平日で約30%~60%だが、週末には基本的にすべての席が埋まる。自習室の料金は通常1時間5~10元で、一カ月カード、三カ月カードも販売していて、多くの大学院受験をする学生や資格試験を受けるビジネスパーソンによく使われている。

解説:

有料自習室の人気で、都市住民の自習空間に対するニーズが満たされていないことが明らかになり、公共施設、コミュニティ、大学内の資源をもっと開発、利用すべきなのかもしれない。一方で、現在の街の有料自習室は利益モデルでも施設の装備にしても大体同じで、差別化を拡大して、使い心地を良くすることが必要だ。自身の中核となる競争力を探してこそ、この新しい市場をしっかりと握ることができる。

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