上海ディズニーがシーズンごとの利用者のコントロールを目指し、4種類の料金体系を発表

上海ディズニーリゾート(SHANGHAI DISNEY RESORT)が最近、4種類の料金体を発表した。
料金はシーズンごとに分かれており、通常日、特別通常日、ピーク日、特別ピーク日になっている。通常日の基本料金は399元で、一部の週末チケットの価格は575元から499元に調整されている。混雑時は「特別ピーク日」に設定されており料金も699元に調整されている。

上海ディズニーランドは現在、平日チケット、ピーク日チケット、休日ピークチケットの3種類の料金体系を採用している。新しく発表された4種類の料金体系は、2020年6月6日から実施される。チケット価格が掲載されているカレンダーの更新も30日前から90日前に調整されており、旅行者が事前に計画するのに便利だ。

解説:

中国経済の鈍化のあおりを受け、上海ディズニーの入場者数は2018年以降減少しており、収益も予想を下回っている。今年8月、上海ディズニーランドのパーク内への食べ物の持ち込み禁止も、中国の消費者の不満を引き起こした。今回、上海ディズニーは、オフシーズン中の価格は変更せず、ピーク期間中の価格を引き上げる戦略を採用した。これにより、ピーク時を避けた利用を促し、シーズンごとの利用者の差を緩和し、顧客満足度の向上を目指している。

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