阿里巴巴(ALIBABA)とユニバーサルスタジオ北京はこのほど、戦略的提携を締結したことを発表した。ユニバーサルスタジオのパーク内では、阿里巴巴の新技術で遊園地体験が再構築されることになる。
阿里巴巴グループの董事局主席兼CEO(最高経営責任者)の張勇氏は、阿里巴巴は、ユニバーサルスタジオ北京と共に、デジタル化されたテーマパークを共同建設するとの認識を示した。阿里巴巴傘下の天猫(TMALL)、支付宝(ALIPAY)、口碑(KOUBEI)、阿里クラウド(ALIYUN)などもいずれも提携の中に組み込む。そのうち、天猫はパーク内の電子ビジネスのオフィシャルスポンサーとなり、阿里クラウドは全体的なデジタル建設およびパーク内の客流量管理と体験の最適化をサポートする。顔認識技術によるソリューションを通して、パーク内で来園者は、顔認識だけで楽しむことができる体験を実現する見通しだ。
解説:
長年にわたる技術の蓄積とアルゴリズムの集積が阿里巴巴のビジネス市場業務のサポートをする。スマート応用シーンが豊かになるにつれ、阿里巴巴の生態とデジタル化ソリューションのビジネス価値はしだいに顕著になってきた。デジタル化パークの共同建設のほかに、ユニバーサルスタジオ北京は、今回の提携を通して、阿里巴巴の資源とアクセス件数の傾斜を得ることができ、ウィンウィンの実現となる。各業界のデジタル化の進展が加速し、今後も全面的なスマート化へ歩み続けて行くと見られる。