大学の食堂がデリバリーサービスを開始、SNSユーザーのライフスタイルが中国の学校を変革

12月の初め、長沙理工大学が食堂のデリバリーサービスを開始した。現在いくつかの寮の一階に保温効果のある受け取りボックスが設置されている。学生は食堂アプリをダウンロード、ログインし、食事をオーダーする。その後スタッフが配達し、学生はQRコードをスキャンして食事を受取る。

同校の学生部副部長によると「すでに5つの寮で受け取りボックスが導入されている。食堂のデリバリーサービスの1日あたりの平均配送数は2,000件に達しており、配達スタッフは学生がアルバイトを兼ねて行っている。このデリバリーサービスの開始後、食堂ではピーク時の混雑が緩和し、就業の機会も提供していることから、学校の内外で好評だ」とのこと。

解説:

フードデリバリーサービスの普及により、デリバリーで食事を購入する学生が増えている。また、学校の食堂は混雑しており、多くの学生がデリバリーを選択している。とはいえ、外部に配達された食品の安全性を全て把握するのは困難だ。学校の食堂が、インターネット世代のライフスタイルを取り入れたデリバリーサービスを始めたことでキャンパスライフは一層便利になっている。一方で、食品の安全性にも配慮が必要だろう。

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