小米が日本市場に進出 通信事業者との提携が進出の要

小米(XIAOMI)はSNS上で、近く日本市場に参入し、日本でスマートフォンと家電製品を発売すると発表した。小米は早くから日本市場への準備を進めていて、2018年にはすでに日本で最大のモバイル通信事業者NTT Docomoとグローバルライセンスで合意している。合意ではNTTの無線に関する標準必須特許をカバーしているという。小米の製品責任者は、日本は東アジア地域最大のスマートフォンの海外市場であり、日本市場でも高いコストパフォーマンスでユーザーに快適なエクスペリエンスを提供するという理念を徹底すると説明した。

現在、小米の中国市場でのシェアは楽観できない。市場の競争は激しく、小米は中国では華為(HUAWEI)にひどく侵食されており、海外の販売ルートを急ぎ求めている。

解説:

小米の海外進出計画は以前インド、スペインなどで大きく成功した。今回日本に進出するが、スマートフォンの分野は競争が飽和状態で規模は比較的小さい。コストパフォーマンスの高いスマートフォン製品の組み合わせで扉を開け、現地市場でカスタマイズモデルを販売する予定だ。小米はインターネットでの販売モデルに慣れているため、日本の事業者主導の販売モデルに適応して現地のプレーヤーと提携し、将来的にはさらに現地のルートでスマートフォンおよびIoT家電製品を販売するだろう。

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