上海が引き続き古い住宅の改造を推進 今年46万平米の改造が終了

上海市が公表したデータによると、今年1-10月の期間、上海の中心地区で古い住宅の改造プロジェクトがすでに約46万平米終了した。約2.5万戸の住民が恩恵を受け、他の古い住宅の改造プロジェクトはなお進行中という。上海政府が始めた古い住宅の改造プロジェクトにより、多くの住民が「古く、壊れかけた、狭い」アパートから引っ越すことができ、生活条件は大きく改善した。

上海中心地区の古い住宅の改造計画は、次のように制定している。中核地区を除き全面的に改造し、2022年までに基本的に終了する。資金調達では200億元の都市更新特別資金を充て、プロジェクトを推進する。同時に、積極的に中央に働きかけて支持を得た上で地方政府債券の発行などの手段を取り、プロジェクトを順調に推進する。

解説:

上海はモダンな都市であるほか、古い上海文化――「古く、壊れかけた、狭い」住宅地が残る一面がある。近年、上海市政府は古い住宅の改造計画を強力に推進し、市民を適切なところに住まわせ、さらに土地について新たな計画を立て、建設を進めている。古い住宅の改造は中国の都市化プロセスの断面であり、それによる物権をめぐるトラブル、文化保護などの問題もそれぞれの政府に引き続き試練を与えている。

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