風力発電、太陽光発電にとって最適な時期到来も発電量は10分の1に満たず

第11回中国エネルギー企業ハイレベルフォーラムで、今年第3四半期までに中国の風力発電および太陽光発電の設備容量は約1億9000万キロワットで、技術的に発電可能な設備容量の10分の1に満たないことが示された。中国の技術で発電可能な風力発電の設備容量と太陽エネルギー・太陽光発電の設備容量はそれぞれ35億キロワットと22億キロワット以上に及ぶ。これに加えて、水力エネルギー、地熱、バイオエネルギー、海洋エネルギーなど、中国の再生可能エネルギー資源量はかなり豊富だ。

中国経済が質の高い発展段階に入るにつれ、エネルギー領域の転換・変革も重要な時期に入っている。クリーン、低炭素化が今後のエネルギー発展の目指すべき方向性(戦略)であり、風力発電、太陽光発電の開発に注力し、原子力発電、水力発電をうまく組み合わせる。

解説:

近年、中国の風力発電、太陽光発電技術の進歩は目覚ましく、発電コストは下がっている。しかし、その不安定さと途切れやすい特性から、主要なエネルギー源としての地位を石油や石炭などに取って代わることはまだ難しい。エネルギーと電力の安全性確保を前提に、中国政府は石炭と石油の消費量をすべて自国消費に制限し、再生可能エネルギーを積極的に発展させ、次の段階で、持続可能なエネルギー貯蔵技術に投資を行い、応用シーンをさらに拡大していく予定だと発表している。

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