月平均生活費が2,000元超え、消費文化が大学生の消費を押し上げる

9月から新学期が始まり、数百万人の大学生がキャンパスに足を踏み入れた。親元を離れて独立した生活を送っているため、大学生として生活費は避けられない話題となっている。「2019大学生消費レポート」によると、大学が密集する北京では大学生の月平均生活費が全国トップで2,400元、上海、杭州の月平均生活費はいずれも2,000元の大台を超えている。

物価の上昇による生活費の高騰が消費文化に関する議論を呼んでいる。現在の生活水準は90年代と比べて大きく向上し、都市で暮らす市民の生活水準も大幅に向上している。そのため家庭環境が整っている場合、大学生の生活費上昇はそれほど大きな負担ではないという意見も少なくない。

解説:

以前と比較して大学生の課外生活が多様になり、社交や娯楽、レジャーなどにお金がかかるようになった。大学の新入生と高校生との違いは、独立した生活を学ぶ必要があることだ。多くの学生は初めて千元を超える生活費を扱うことになって途方に暮れてしまう。現在の中国の高等教育では、大学生がお金と消費価値観について正しく学ぶ機会がないため、多くの学校では詐欺や金融犯罪事件が頻発している。

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