画像は『松本清張 けものみち』より
「美文化の創造」を掲げて、日本の美少女たちを見出してきた巨大芸能プロダクション・オスカープロモーション。
元祖美少女・ゴクミこと後藤久美子を看板にして始めた「全日本国民美少女コンテスト」では、米倉涼子や上戸彩、剛力彩芽などを輩出し、総タレント数は現在6,500名にまで上ります。
そのトップランクの面々を並べると、「美の総合商社」と言われる由縁がわかります。オスカーグループのHPに載っている“序列”(おそらく事務所の推し順+貢献度)で見てみましょう。
後藤久美子、米倉涼子、上戸彩、菊川怜、武井咲、剛力彩芽、真矢ミキ、河北麻友子、高橋ひかる、吉本実憂、小芝風香、本田望結、森泉、長谷川潤、リサ・ステッグマイヤー、田丸麻紀、佐藤藍子、苗木優子(ユミン)、細川直美、横山めぐみ、藤谷美紀、久我陽子、宮崎薫連、福田沙紀、紫吹淳、小田茜、小野みゆき、マリアン、前田美波里、草笛光子、服部真湖、富岡佳子、原田夏希、青田典子、藤田ニコル、政井マヤ……。
美少女から美魔女まで、日本の美女が勢ぞろいといった感じではないでしょうか。
業界では、オスカー所属となれば「美のお墨付き」をもらったようなものであり、芸能界を目指す女性たちの憧れの事務所といっても過言ではありません。
そんななか、世の女性たちから圧倒的支持を受けている、オスカーのトップ女優・米倉涼子が退所することが伝えられました。
事務所の序列的には今でもトップはゴクミですが、事実上は米倉であり、その事実上のトップが退所するわけですから、ジャニーズ事務所でいえば「SMAP解散・退所」にも匹敵する大事件です。
「古賀さんが社長でなくなるなら、私オスカーを辞めますから」
米倉はある大物俳優にそう言い切っていたそうです。
「古賀さん」とは、創立50年目を迎えるオスカーを一代で築き上げた古賀誠一社長のことで、そのカリスマ性から「古賀教信者」も多く、業界では、今年亡くなったジャニー喜多川氏とは双璧をなす存在と見られていました。
しかし、古賀社長もすでに80歳、オスカーも新体制に移行しようとしており、次の社長と目されているのが、社長の娘婿である現在の専務です。
社長の娘と結婚しただけで何の実績もなく取締役になった門外漢――その専務に、次々と社員やタレントが辞める原因となる、ある疑惑が持ち上がっているのです。
『週刊新潮』(3月26日発売)が、オスカーの関係者からこう証言を取っています。
「ここ3年で毎年15人ほどの社員が辞めています。この3月と4月にも、役付きで屋台骨の『20年選手』3人が退所の見込み。理由は古賀社長の娘婿のパワハラとされている。彼ら社員はみな古賀社長率いるオスカーを愛してきたけれど、そうではなくなりつつある現実を悲観し、辞めていくんです」
すでにタレントでも、「オスカー3人娘」の忽那汐里が退所しており、岡田圭右(ますだおかだ)の娘・岡田結実や、韓国の人気モデル・ヨンアも3月で抜けて、事実上トップの米倉が辞めることで、一気に“大物”の退所が続くかもしれません。
事実、前出のオスカー関係者が『週刊新潮』でこう語っています。
「古賀社長に育ててもらったことを大変恩義に感じている米倉が離脱となれば、上戸、武井も同じ気持ちですから、米倉に続く可能性は高いと思いますね」
いまや日本の「美人国宝」とも称される、オスカー美女たちの今後の行く末が心配です。(文◎編集部)