ノラ・ジョーンズ、新アルバム収録曲 の日本語リリックビデオ公開 対訳は川上未映子が担当

© Diane Russo

ノラ・ジョーンズが、新アルバム『ピック・ミー・アップ・オフ・ザ・フロア』の収録曲「アイム・アライヴ」の日本語リリック・ビデオを公開した。

ノラ・ジョーンズの公式リリック・ビデオが日本語で公開されるのは、今回が初の試み。歌詞対訳は芥川賞作家でもある川上未映子が担当。彼女が歌う音楽に合わせて、日本語が次々と浮かびあがる演出で、楽曲の世界観を日本語で堪能することができる。

「アイム・アライヴ」は、「生きること」に焦点を当てた楽曲で、ノラによる頑張るすべての人への応援歌となっている。作詞作曲をノラとUSインディー・ロックをけん引してきたバンド、ウィルコのフロントマン、ジェフ・トゥイーディーが共同で務め、2人の思いが多大な反映された一曲となっている。

川上は、「じゅうぶんに愛し、じゅうぶんに傷つき、そして自分の目と手と耳で考え、いくつもの波を乗り越えてきた人から届けられるこの楽曲たちは、わたしたちへの温かな贈り物である。目の前にある危機や感情をしなやかに見つめ、それらが彼女の声になってみせるとき、わたしたちはそこにしか現れない世界への対峙を、喜びのうちに知ることになるだろう。」というコメントを寄せられている。

■リリース情報

ノラ・ジョーンズ 『ピック・ミー・アップ・オフ・ザ・フロア』

発売日:2020年5月8日(金)

通常版: ¥2,860 (税込) UCCQ-1125 

初回限定盤: ¥3,630(税込)  UCCQ-9571

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■川上未映子 プロフィール

1976年、大阪府生まれ。 2007年、デビュー小説『わたくし率イン 歯ー、または世界』が第137回芥川賞候補に。同年、第1回早稲田大学坪内逍遥大賞奨励賞受賞。2008年、『乳と卵』で第138回芥川賞を受賞。2009年、詩集『先端で、さすわ さされるわ そらええわ』で第14回中原中也賞受賞。2010年、『ヘヴン』で平成21年度芸術選奨文部科学大臣新人賞、第20回紫式部文学賞受賞。2013年、詩集『水瓶』で第43回高見順賞受賞。短編集『愛の夢とか』で第49回谷崎潤一郎賞受賞。2016年、『あこがれ』で渡辺淳一文学賞受賞。「マリーの愛の証明」にてGranta Best of Young Japanese Novelists 2016に選出。他に『すべて真夜中の恋人たち』や村上春樹との共著『みみずくは黄昏に飛びたつ』、短編集『ウィステリアと三人の女たち』など著書多数。『早稲田文学増刊 女性号』では責任編集を務めた。最新刊の長編『夏物語』は第73回毎日出版文化賞受賞。

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