東京から『帰省中』の20代男性が新型コロナ感染 「発症後、県内外に外出」 濃厚接触者は10人 長野県内6人目の感染者

長野県の飯田保健所管内で県内6人目となる「新型コロナウイルス」の感染者が確認されました。県はきょう28日、会見を行い、男性の「行動歴」や「濃厚接触者」について明らかにしました。

感染した20代男性の入院までの経過

感染が確認されたのは、東京都内から飯田保健所管内の実家に帰省していた20代の男性です。男性は今月20日に帰省し、23日に37度台の発熱や咳、頭痛などを発症して受診。その後も発熱が続いた為、保健所に相談した上で検体を採取。きのう27日感染が確認され入院しました。

県は、きょう会見を行い、男性の「行動歴」や「濃厚接触者」について明らかにしました。男性は23日、発症し医療機関を受診後に県外へ、また25日には飯田保健所管内へ外出していました。いずれも、公共交通機関は使っていないということです。「濃厚接触者」は、いまのところ10人が特定されており、家族2人と、その他8人です。家族2人については、PCR検査を行った結果、「陰性」だったことがわかりました。また、その他8人のうち2人については、症状が出ており、1人は咳、咽頭痛、もう1人は、頭痛を訴えているということです。この2人を含め家族以外の8人は、まだ検査を行っておらず、必要とみれば、準備が整い次第行うとしています。

一方、感染した男性については、現在も38度台の発熱、咳、頭痛、倦怠感の症状があるということです。

県内では、これまでこの男性を含め6人の感染が確認されていて、うち3人が退院しています。

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