御影石に愛を刻んで 記念ボード「マリッジストーン」 長崎・西海の川添石材彫刻店

新郎新婦の写真などを刻んだブランド「マリッジストーン」の石板=長崎市西海町

 長崎市西海町の川添石材彫刻店4代目、川添達朗さん(36)、亜純(あずみ)さん(38)夫妻は、同店で作る結婚記念のボードを「マリッジストーン」としてブランド化した。御影石の板に新郎新婦の写真などを彫ったもので、インテリアとしても使える。
 ボードは20センチ四方(税別3万5千円)と30センチ四方(同5万円)があり、石の表面に砂を吹き付ける「サンドブラスト」という方法で、新郎新婦の名前や好きな言葉、写真などを刻む。室内に置くための木製スタンド付き。
 墓石関連の仕事をする中で、達朗さんは「若い世代に石ってかっこいいと思ってもらえれば」と数年前からウエルカムボードなどを製作してきた。さらに「お墓のイメージとは切り離して石材の新しい価値観を提供したい」と考え、今年1月、結婚に特化した「マリッジストーン」のブランドを立ち上げた。サイズやデザインを選べるよう、数種類の商品規格を設定した。
 夫妻は「長い間残る石が、マリッジリングのように二人の絆を未来につなぐアイテムになれば」と話している。

 


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