海外は無免許でOKってマジ!? 知られざる超小型モビリティの世界【未来モビリティ総研】

ホシデン Atlas Native トラッカー仕様

そもそも超小型モビリティってなに?

超小型モビリティ試乗体験 OPEN ROAD/東京モーターショー2019

超小型モビリティとは排気量の小さなエンジンやモーターを積んだシティコミューターのこと。一般的な“クルマ”よりもエネルギー消費が少ないことから注目を集めており、カーシェア・配達・新しい移動手段・普段の足といった各方面での活躍が期待されている。

ちなみに、安全性の問題などから高速道路での使用は認められておらず、原則として一般道専用である。

あの名車をEVに!? おもしろカーがいっぱい♪ 東京モーターショー2019に登場した超小型モビリティたちはコチラ▼

海外ではすでに庶民の足として活躍!

超小型モビリティ BIRO(ビロ)
アップル 超小型EV「e-Apple」 東京モーターショー2019

日本ではまだまだ見かけないが、海外では様子がかなり違う。

欧州や中国では免許を必要としない※こともあって、すでに“庶民の足”として生活に浸透している。事実、原チャリ代わりに“主婦の買い物の足”や、あるいは“子どもの送り迎え”などと、かなり“ふつー”に普及しているのだ。

※国によって様々だが、14〜16歳以上であれば運転が認められている地域も。

イタリア製の超小型モビリティはやっぱりオシャレ!? ヨーロッパで大活躍の超小型モビリティはコチラ▼

日本での普及はまだまだ先……

ピカチュウのラッピングがほどこされたチョイモビ
セブンイレブン コムス

とはいえ我が日本でも、着々と超小型モビリティは普及が進んでいる。

全国のセブンイレブンの配達カーとして活躍しているトヨタ車体のコムスや、日産が横浜市で実証実験を行っていた“チョイモビ”など、目にしたことがある方も多いだろう。

セブンイレブンの商品を配達しているコムスの詳細はコレだ▼

トヨタ 超小型EV(2020年冬発売)[トヨタ 東京モーターショー2019 出展(参考出品車)]

普及には時間がかかるものの、東京モーターショー2019でトヨタが市販間近のコンセプトモデルを発表するなど、実用化に向けて開発を進めている真っ最中。

国産勢よりも一足お先に中国メーカーが上陸!?

超小型モビリティ MINI Be

実は超小型モビリティ社会のセンパイである中国から、MINI beというクルマが日本に上陸を果たしている。価格は125万円と軽自動車並みだが、自動車税や自賠責保険などの維持費は、軽自動車よりも安いのは超魅力的。

ちなみにクルマの維持費が気になった方はコチラ

も併せてチェック!

セブンイレブン コムス

しかもスマホとBluetooth(ブルートゥース)で接続して通話や音楽も楽しめるなど、装備は最近の“クルマ”と遜色ないのだ。維持費などのランニングコストを考えると、“次世代の庶民の足”として人気を博す可能性もある。近い将来、日本でも街中で超小型EVが走り回る日もそう遠くないかもしれない。

【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】

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