Japan Rail Pass 完全ガイド〜買える場所・使い方などまとめ〜

Japan Rail Passを利用しよう!

日本を訪れようとお考えの皆さん。交通費の高さから、1地域にしか行かない予定を立てていませんか?

Japan Rail Pass(以下、JRP)を使えば、安く日本中を旅することができます。今回は、JRPの詳細、購入方法などをご紹介します。

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Japan Rail Pass とは

Japan Rail PassとはJRグループ6社(北海道・東日本・東海・西日本・四国・九州)が共同で提供する特別企画乗車券です。持っていると「日本全国の鉄道・路線バス(JR社が運行する物に限る)が乗り放題」となる、優れものです。

とても便利なJRP。特に次のような日本旅行をしたいと考えている人にオススメです。
*・複数都市を訪れたい人
・電車・新幹線をメインの移動手段にしたい人*

以下の2パターンに該当する方がJRPを利用できます。

*1\.外国から「短期滞在」の入国資格により観光目的で日本を訪れる訪日観光客。
2.*日本のパスポート及び「在留期間が連続して10年以上であることを確認できる書類で、在外公館で取得したもの等」を有する方

日本には約200社もの鉄道会社が存在しますが、JRPでは前述の通りJRグループ6社の電車に乗ることができます。JRグループは日本全国をカバーしており、基本的には全ての主要都市に行くことが可能です。

JRの公式HPから路線図のダウンロードができます。

まず、JRPの料金は以下の通りです。

【普通車】
7日間・・・29,110円
14日間・・・46,390円
21日間・・・59,350円

【グリーン車】
7日間・・・38,880円
14日間・・・62,950円
21日間・・・81,870円

※子ども料金はそれぞれ上記の半額
※グリーン車とは普通車より広い座席、足置き、全席コンセントなどの付加価値を提供する1等車両の事です。

では、どのくらいお得なのか一例をあげて見てみましょう。
東京⇒京都⇒広島⇒東京というルートを7日間で移動するとします。

東京⇒京都:13,600円(こだま 普通車指定席)
京都⇒広島:11,090円(同上)
広島⇒東京:18,560円(同上)

合計43,250円となります。7日間のJRPは29,110円ですから、14,140円も安く済ませる事ができます。

※市内移動等の際にもJRのバスや電車を使えるので実際はこれよりもう少しお得になります。

Japan Railway Pass の入手方法

とても便利なJRPですが入手方法がやや複雑です。

具体的には、
*1\.各国(日本国外)の購入所で引換証を購入
2.日本に入国してから引換証をJRPと交換*

という2つの手順を踏む必要があります。

以下で詳しくその入手方法を紹介します。

最大の注意点ですが、日本国内でJRPの引換証を購入できません。

では、どこで購入できるのかということについてですが、

“日本国外にある株式会社JTB、日本旅行、近畿日本ツーリスト、トップツアー、JAL(JALグループ便搭乗者への発売に限る)、ANA(ANAグループ便搭乗者への発売に限る)、ジャルパック及びそれらの代理店”

となっており、これらの指定販売店・代理店の実店舗及びWebサイトから購入できます。

利用資格などJRPに関する詳しい説明を受けてから購入できるので、実店舗が近くにある方はそちらで購入されることをおすすめします。

各国の販売代理店はこちらから調べられます。

海外発送を行っている販売代理店もあります(JRの直営サイトではありません)。詳しくはこちらを確認してください。

日本へ入国したら、さっそく引換証をJRPに交換しましょう。
全国の主要な空港や駅に引換所があります。

こちらは羽田空港のJRの駅にある引換所。看板にJapan Rail Passと書いてあります。

引換所は以下の通り。
http://www.japanrailpass.net/eng/en009.html

引換所に持って行く物は2つあります。
*・日本へ来る前に購入したJRP引換証
・入国時に捺された「短期滞在」のスタンプ/シール付きのパスポート*

入国してすぐ空港の引換所で交換してしまうのが便利でしょう。

注意点・備考

1. JRPの交換には「短期滞在」のスタンプ/シールが必要です。イミグレーションで自動化ゲートを使用する際は、パスポートにスタンプ/シールが押されませんので、有人の自動化ゲートをご利用いただくか係員に申し出たうえ、スタンプ/シールを受けて下さい。

2. JRPで自動改札は通れません。必ず有人改札を利用しましょう。

3. 東海道・山陽新幹線・九州新幹線の内、「のぞみ」と「みずほ」は利用できません。

4. 全国のJRバスの内、長距離の高速バスは利用できません。

5. 引換証は、購入日から3ヵ月以内にJRPと引き換えなければなりません。
(例:引換証発行日が9月15日の場合、12月14日まで引き換え可能)

新幹線や特急・急行電車には普通車指定席と自由席がありますが、時期によって自由席は大変混み合うので指定席をオススメします。

JRPがあれば指定席に乗るのに追加料金は必要ありませんが、あらかじめ駅の窓口などで席を予約しなければなりません。直前でも可能ですが、出来れば前日にはJRの駅のみどりの窓口へ行きましょう。

いかがでしたでしょうか? 皆さんがJRPを用いて日本各地を訪れる一助となれば幸いです。

参考:http://www.japanrailpass.net/eng/en001.html

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