球団史上最高の一塁手は誰だ!? MLB公式サイトの番記者が選出

メジャーリーグ公式サイトでは、レギュラーシーズンの開幕延期によって試合がない期間を利用し、各球団の「オールタイム・チーム」を決定する企画を実施している。捕手に続く第2弾として、各球団の番記者が球団史上最高の一塁手を決定するファン投票をTwitterで実施中(それぞれの番記者のツイートから投票可能)。ファン投票の結果とは別に、それぞれの番記者が球団の歴代一塁手のなかからトップ5を選出して紹介している。

アメリカン・リーグ東部地区

オリオールズ
【1位】エディ・マレー(1977-88,96)
通算3255安打、504本塁打。メジャー史上最高のスイッチヒッターの1人。
【2位】ブーグ・パウエル(1961-74)
【3位】ラファエル・パルメイロ(1994-98,2004-05)
【4位】クリス・デービス(2011-現在)
【5位】ジム・ジェンタイル(1960-63)

レッドソックス
【1位】ジミー・フォックス(1936-42)
1938年の50本塁打はデービッド・オルティス(2006年54本塁打)に抜かれるまで球団記録だった。
【2位】モー・ボーン(1991-98)
【3位】ケビン・ユーキリス(2004-12)
【4位】ジョージ・スコット(1966-71,77-79)
【5位】エイドリアン・ゴンザレス(2011-12)

ヤンキース
【1位】ルー・ゲーリッグ(1923-39)
1925年から1939年にかけてメジャー記録(当時)の2130試合連続出場を達成した鉄人。
【2位】ドン・マティングリー(1982-95)
【3位】ティノ・マルティネス(1996-2001,05)
【4位】ムース・スコーロン(1954-62)
【5位】ジェイソン・ジアンビ(2002-08)

レイズ
【1位】カルロス・ペーニャ(2007-10,12)
WAR18.1(Baseball-Reference版)は球団史上7位。2007年の46本塁打は球団記録。
【2位】フレッド・マグリフ(1998-2001,04)
【3位】オーブリー・ハフ(2000-06)
【4位】ジェームス・ローニー(2013-15)
【5位】ローガン・モリソン(2016-17)

ブルージェイズ
【1位】カルロス・デルガド(1993-2004)
WAR34.7(FanGraphs版)は球団史上5位。通算本塁打、打点、二塁打などの部門で球団記録を保持。
【2位】ジョン・オルルド(1989-96)
【3位】フレッド・マグリフ(1986-90)
【4位】ウィリー・アップショー(1978,80-87)
【5位】ジャスティン・スモーク(2015-19)

アメリカン・リーグ中部地区

ホワイトソックス
【1位】フランク・トーマス(1990-2005)
通算本塁打、打点、OPSなど打撃成績の9部門で球団記録を保持。1993年から2年連続でMVP受賞。
【2位】ポール・コナーコ(1999-2014)
【3位】ホゼ・アブレイユ(2014-現在)
【4位】ディック・アレン(1972-74)
【5位】ジーク・ボヌーラ(1934-37)

インディアンス
【1位】ジム・トーメイ(1991-2002,11)
在籍時に放った337本塁打は球団記録。通算612本塁打はメジャー史上8位の大記録。
【2位】ハル・トロスキー(1933-41)
【3位】カルロス・サンタナ(2010-17,2019-現在)
【4位】ジョージ・バーンズ(1920-21,24-28)
【5位】エド・モーガン(1928-33)

タイガース
【1位】ハンク・グリーンバーグ(1930,33-41,45-46)
第二次世界大戦により全盛期の4年間を棒に振るも、在籍時のOPSは1.028という驚異的な水準。
【2位】ミゲル・カブレラ(2008-現在)
【3位】ノーム・キャッシュ(1960-74)
【4位】セシル・フィルダー(1990-96)
【5位】ルディ・ヨーク(1934,37-45)

ロイヤルズ
【1位】マイク・スウィーニー(1995-2007)
在籍時に放った197本塁打は球団史上2位。オールスター・ゲーム選出5度。
【2位】ジョン・メイベリー(1972-77)
【3位】エリック・ホズマー(2011-17)
【4位】ウィリー・エイキンズ(1980-83)
【5位】ビリー・バトラー(2007-14)

ツインズ
【1位】ハーモン・キルブリュー(1961-74)
シーズン40本塁打以上を8度も記録した大砲。球団史上初のアメリカ野球殿堂入り。
【2位】ケント・ハーベック(1981-94)
【3位】ジャスティン・モーノー(2003-13)
【4位】ドン・ミンチャー(1961-66)
【5位】ダグ・ミントケイビッチ(1998-2004)

アメリカン・リーグ西部地区

アストロズ
【1位】ジェフ・バグウェル(1991-2005)
アストロズ一筋15年の殿堂入り一塁手。通算449本塁打と1529打点は球団記録。
【2位】ボブ・ワトソン(1966-79)
【3位】グレン・デービス(1984-90)
【4位】ユリ・グリエル(2016-現在)
【5位】リー・メイ(1972-74)

エンゼルス
【1位】ロッド・カルー(1979-85)
移籍1年目から6年連続オールスター・ゲーム選出。在籍7年間で打率.314をマーク。
【2位】ウォーリー・ジョイナー(1986-91,2001)
【3位】ダリン・アースタッド(1996-2006)
【4位】アルバート・プーホルス(2012-現在)
【5位】スコット・スピージオ(2000-03)

アスレチックス
【1位】ジミー・フォックス(1925-35)
メジャー史上10人しかいない三冠王の1人(1933年に打率.356、48本塁打、163打点で三冠王)。
【2位】マーク・マグワイア(1986-97)
【3位】ジェイソン・ジアンビ(1995-2001,09)
【4位】ハリー・デービス(1901-11,13-17)
【5位】スタフィー・マキニス(1909-17)

マリナーズ
【1位】アルビン・デービス(1984-91)
WAR20.1(Baseball-Reference版)は一塁手として球団史上1位。「ミスター・マリナー」として知られる。
【2位】ジョン・オルルド(2000-04)
【3位】ブルース・ボクテ(1978-82)
【4位】ティノ・マルティネス(1990-95)
【5位】リッチー・セクソン(2005-08)

レンジャーズ
【1位】ウィル・クラーク(1994-98)
打率.308は球団史上2位、出塁率.395は同2位タイ。1994年にオールスター・ゲーム選出。
【2位】ラファエル・パルメイロ(1989-93,99-2003)
【3位】マーク・テシェイラ(2003-07)
【4位】ピート・オブライエン(1982-88)
【5位】マイク・ハーグローブ(1974-78)

ナショナル・リーグ東部地区

ブレーブス
【1位】フレディ・フリーマン(2010-現在)
メジャー定着を果たした2011年以降、WAR34.6(FanGraphs版)は一塁手でメジャー4位。
【2位】ジョー・アドコック(1953-62)
【3位】フレッド・マグリフ(1993-97)
【4位】フレッド・テニー(1894-1907,11)
【5位】クリス・チャンブリス(1980-86)

マーリンズ
【1位】ジェフ・コナイン(1993-97,2003-05)
オールスター・ゲーム選出2度、1995年はオールスターMVP。球団史上2度の世界一の両方に貢献。
【2位】デレク・リー(1998-2003)
【3位】ジャスティン・ボーア(2014-18)
【4位】ギャビー・サンチェス(2008-12)
【5位】カルロス・デルガド(2005)

メッツ
【1位】キース・ヘルナンデス(1983-89)
球団史上初のキャプテンを務めた。キャリア通算で11度のゴールドグラブ賞を受賞。
【2位】エド・クレインプール(1962-79)
【3位】ジョン・オルルド(1997-99)
【4位】カルロス・デルガド(2006-09)
【5位】ピート・アロンゾ(2019-現在)

フィリーズ
【1位】ライアン・ハワード(2004-16)
2005年に新人王、2006年にMVP。2007~2009年も3年連続でMVP投票5位以内にランクイン。
【2位】ジョン・クルック(1989-94)
【3位】ピート・ローズ(1979-83)
【4位】ジム・トーメイ(2003-05,12)
【5位】ドルフ・カミリ(1934-37)

ナショナルズ
【1位】アンドレス・ガララーガ(1985-91,2002)
1988年に打率.302、29本塁打、OPS.893の活躍でオールスター・ゲーム選出、シルバースラッガー賞、球団MVP。
【2位】アダム・ラローシュ(2011-14)
【3位】ロン・フェアリー(1969-74)
【4位】ニック・ジョンソン(2004-06,08-09)
【5位】アダム・ダン(2009-10)

ナショナル・リーグ中部地区

カブス
【1位】アンソニー・リゾー(2012-現在)
一塁手では球団史上1位となる217本塁打。チームリーダーとして現在も活躍を続けている。
【2位】マーク・グレイス(1988-2000)
【3位】キャップ・アンソン(1876-97)
【4位】フランク・チャンス(1898-1912)
【5位】フィル・カバレッタ(1934-53)

レッズ
【1位】ジョーイ・ボットー(2007-現在)
通算出塁率.421は200試合以上に出場した全選手のなかで球団史上ベストの数字。
【2位】トニー・ペレス(1964-76,84-86)
【3位】テッド・クルズースキー(1947-57)
【4位】フランク・マコーミック(1934-45)
【5位】リー・メイ(1965-71)

ブリュワーズ
【1位】セシル・クーパー(1977-87)
WAR30.8(Baseball-Reference版)はロビン・ヨーント、ポール・モリター、ライアン・ブラウンに次いで球団史上4位。
【2位】プリンス・フィルダー(2005-11)
【3位】ジョージ・スコット(1972-76)
【4位】リッチー・セクソン(2000-03)
【5位】ジョン・ジャーハ(1992-98)

パイレーツ
【1位】ウィリー・スタージェル(1962-82)
通算本塁打、打点、四球の球団記録保持者。1979年にMVPを受賞し、2度の世界一にも貢献。
【2位】ジェイク・ベックリー(1888-96)
【3位】ジョージ・グランサム(1925-31)
【4位】エルビー・フレッチャー(1939-47)
【5位】ガス・スール(1930-39)

カージナルス
【1位】アルバート・プーホルス(2001-11)
2001年に鮮烈なデビューを飾り、10年連続で打率3割、30本塁打、100打点をクリア。MVP受賞3度。
【2位】ジム・ボトムリー(1922-35)
【3位】ジョニー・マイズ(1936-41)
【4位】キース・ヘルナンデス(1974-83)
【5位】マーク・マグワイア(1997-2001)

ナショナル・リーグ西部地区

ダイヤモンドバックス
【1位】ポール・ゴールドシュミット(2011-18)
WAR40.7(Baseball-Reference版)はランディ・ジョンソンに次ぐ球団史上2位の数字。
【2位】エルビエル・デュラーゾ(1999-2002)
【3位】コナー・ジャクソン(2005-10)
【4位】グレッグ・コルブラン(1999-2002,04)
【5位】マーク・グレイス(2001-03)

ロッキーズ
【1位】トッド・ヘルトン(1997-2013)
WAR61.8(Baseball-Reference版)は球団史上1位。2007年には球団史上唯一のリーグ優勝に貢献。
【2位】アンドレス・ガララーガ(1994-97)
【3位】ジャスティン・モーノー(2014-15)
【4位】マーク・レイノルズ(2016-17,19)
【5位】ジェイソン・ジアンビ(2009-12)

ドジャース
【1位】ギル・ホッジス(1943,47-61)
WAR43.3(Baseball-Reference版)は一塁手として球団史上1位。殿堂入りしていない最高の選手の1人。
【2位】スティーブ・ガービー(1969-82)
【3位】ジェイク・ドーバート(1910-18)
【4位】ドルフ・カミリ(1938-43)
【5位】ウェス・パーカー(1964-72)

パドレス
【1位】エイドリアン・ゴンザレス(2006-10)
40本塁打を放った2009年に記録したWAR6.9(Baseball-Reference版)は球団史上4位の数字。
【2位】ネイト・コルバート(1969-74)
【3位】ライアン・クレスコ(2000-06)
【4位】ウォーリー・ジョイナー(1996-99)
【5位】スティーブ・ガービー(1983-87)

ジャイアンツ
【1位】ウィリー・マッコビー(1959-73,77-80)
1959年に新人王、1969年にオールスターMVPとリーグMVP。1986年にはアメリカ野球殿堂入り。
【2位】ビル・テリー(1923-36)
【3位】ウィル・クラーク(1986-93)
【4位】オーランド・セペダ(1958-66)
【5位】ロジャー・コナー(1883-89,91,93-94)

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