逗子斜面崩落 応急工事の市道、2カ月ぶり一部再開へ 

ブルーシートがかけられた事故現場の斜面=2月12日、逗子市池子

 神奈川県逗子市池子で2月に斜面が崩落し、市内在住の県立高校3年の女子生徒=当時(18)=が死亡した事故で、市は斜面の応急復旧工事を終え、約2カ月通行止めとしていた市道を3日午前10時から一部再開すると発表した。

 再開するのは崩落斜面の反対側の歩道と車道。斜面側の通行止めは継続する。市は3月2日から応急工事を行い、土砂を撤去した上で崩落部分と周辺約150平方メートルにモルタルを吹き付け、斜面側の車道に高さ約4メートル、長さ約50メートルの仮設防護柵を設置した。費用は約2500万円。

 崩落した斜面は、斜面上びのマンション管理組合の所有地だが、市が組合の承諾を得て応急工事を行った。費用負担は今後、組合側と協議するという。

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