レトロモダンにリニューアル完了 向ケ丘遊園駅・北口駅舎

新たにライトアップされるようになった向ケ丘遊園駅の北口駅舎=川崎市多摩区登戸(小田急電鉄提供)

 小田急電鉄は1日、改修工事を進めてきた向ケ丘遊園駅(川崎市多摩区)の北口駅舎の供用を開始した。昨年4月には南口駅舎と跨線橋(こせんきょう)の改修を終えており、「ナチュラル・レトロモダン」をコンセプトに2018年8月から取り組んできた同駅のリニューアル工事は全て完了した。

 同社によると、北口駅舎は1927年の開業時から残るユニークなマンサード型屋根(腰折れ屋根)が特徴。当時の面影を残しつつ外装を一新し、ライトアップ機能も設けて夜間に幻想的な演出を施す。

 また、コンコースは開放感のある吹き抜け天井を採用し、照明もモダンなデザインの発光ダイオード(LED)型へ変更した。改札口付近にはデジタルサイネージも新設し、紙ポスターに代わって日々の暮らしやイベント、観光情報などを発信していく。

 同社は「多くのお客さまに親しまれる駅を目指していきたい」としている。

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