新型コロナ影響でHTBが「派遣切り」 業務減少で数十人

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、2月末から約2週間臨時休園した長崎県佐世保市のハウステンボス(HTB)が、営業を一部再開した3月16日に数十人の人材派遣契約を打ち切る「派遣切り」をしていたことが2日、分かった。
 HTBは2月29日から3月15日まで臨時休園。16日に感染リスクが高い屋内施設を除き営業を再開した。
 HTBによると、園内の各施設で勤務していた派遣社員は計約40人。うち半数以上について、3月9、10両日に複数の派遣会社に対し「早期解約の可能性がある」と通知。契約満了前の16日、それぞれの派遣会社に正式に通知し、即日契約を解除した。
 屋内施設の休止で業務が減少したのが理由。HTBは「早期解約は契約違反ではなく、規定に基づいている。派遣会社への補償内容については協議中。派遣社員の方々に負担をかけ申し訳ない」としている。

 


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