コロナショックで株価が世界的に下がっています。連日のニュースを見るに決して対岸の火事ではなく、不安が高まっている方も多いでしょう。今後の収入にも影響がある可能性があるため、家計をしっかり改善しておく必要があります。
そこで今回は、生活の中で出費をうまくセーブしていくために、そして、みんなでこの状況を乗りこえていけるように、気を付けたいポイントを3つお伝えします。
1.健康第一で、体調やケガに気をつける
ウイルスに感染することも心配なことですが、発症者が増え、入院患者が増えると、医療がパンクする危険性が指摘されています。
ですが、世の中、病気はコロナだけではありません。思わぬ病気やケガなどにより、急いで治療が必要なケースもあるでしょう。そんなとき、医療がパンクしていたら、何日も待つことになるかもしれません。治る人も治らない、という事態になっては大変です。
自分の医療費がどんどんかかるだけでなく、社会全体の医療費が増えることで、ゆくゆくは健康保険料の値上げといった負担にもつながっていくかもしれません。
病気やケガは、十分気をつけていても防げないことは多々あります。ですが、テレビや動画を見て夜更かしをしたり、こたつに入って朝まで寝てしまったり、寒いと思いながら厚着をしなかったり、暴飲暴食をしてしまったりなど「ついつい」「うっかり」「怠惰」のせいで、体調不良を招くことのないように気をつけたいものです。
家にいる時間が長いと、起床時間や就寝時間がかわり、食事も適当になってしまいがちですが、自分自身の健康が、誰かの健康、そして誰かの命を救うことにもつながります。
コロナの感染防止にもつながる、手洗い・うがいを頻繁に行い、いつも以上に体調に気を付けて過ごしたいですね。
また、ストレスがたまることで、さまざまな病気にかかりやすくなることも。暗いニュースや悲しいニュースに触れてばかりいると、気分も落ち込みます。時にはスマホから離れ、気分転換を積極的にして心身の健康を保ちましょう。
2.計画的に自炊をして、食費を抑える
自宅にいる時間が増え、自炊する頻度も増えていることと思います。
これを機に、自炊の習慣を身につけましょう。うまく自炊ができれば、食費・外食費の合計額を大きく抑えることができます。
ただ、最近スーパーに行くと、以前より明らかに混雑しているように思います。家にいる人が増え、食料品や日用品の買い出しが増えているのでしょう。混雑している場所に何度も行くことはなるべく控えたいところなので、回数を減らすか、ネットスーパーなどを利用するのも一案。
スーパーに行く回数を減らすには、多少まとめて買うことになります。買いすぎて生鮮品を腐らせてしまったり、飽きて捨ててしまったりというのは本末転倒。2、3日程度(できる人は1週間程度)のメニューを考えたうえで買い出しに行けば、食材を効率的に使え、その分出費もセーブできます。
ところで、お気に入りの飲食店はあるでしょうか。外食の機会を減らす人が増え、お店の収入がなくなれば、存続が危なくなります。
もし、そのお気に入りの飲食店でテイクアウトができれば、ぜひ利用したいところ。表向きにはテイクアウトをしていないところでも、直接相談してみたら持ち帰り用に詰めてくれるケースもよくあります。
事態が収束したときに、再びお気に入りの飲食店を気軽に利用できるように、できる限り応援していきたいですよね。
3.無駄な固定費を見つけて、カットする
「出費が多い」「なぜかお金が貯まらない」という人は、固定費が多いことに気づいていないケースがよくあります。
固定費とは、毎月一定額が出ていくお金です。「これは高いかな」「あちらの方が安いかな」などと比較することなく、自動的に銀行落とししやクレジットカード払いなどで自動的に引かれているため、すっかり忘れているケースが多々あるのです。
特によくあるのが、スマホ代と保険料。「よくわからないけれど、なんだか多い出費」の代表格です。
スマホ代が1ヵ月あたり1万円程度以上なら、減らせる可能性大。プランを見直してみるほか、数百円でつけているサービスのうち、使わないものがあれば解約しましょう。
格安スマホにすれば、2000~3000円程度という人も多いです(もちろん、使い方によって異なります)。周りで格安スマホに切り替えている人がいれば、使い勝手などを聞いてみるのもいいでしょう。
保険の場合は、中身をよく知っていて、いざというときに使える保険でないと意味がありません。今一度見直して、不要なものがあればカットしておきたいところ。有料でファイナンシャルプランナーの人に相談にいくこともおすすめです。
以上、新型コロナウイルスによる家計悪化を防ぐために、「健康第一で病気やケガに気をつける」「計画的に自炊をして、食費を抑える」「無駄な固定費を見つけてカットする」という3つのポイントをお伝えしました。何よりも健康を大切にして、みんなでこの状況を乗りきっていきたいですね。