名ばかりGTとは呼ばせない!「今、スカイラインを追うものは誰か」5代目 日産 スカイライン ターボ

日産 スカイライン(5代目) ハードトップ ターボ2000GT-E・S(1980年)

やっちゃえ日産、スカイラインを追ってみろとライバルを挑発!

日産 スカイライン(5代目) セダン 2000ターボ GT-E・L(1980年)
日産 スカイライン(5代目) L20ETエンジン(1980年)

1980年に追加したターボエンジンモデルは、排気量2000ccのL20E型エンジンにターボをプラスし、145馬力を発生。また、日産として初のターボエンジンとATを組合わせたモデルでもあった。キャッチコピーには「今、スカイラインを追うものは誰か」を採用し、ターボの設定がなかったトヨタ セリカを挑発したのだ。

「名ばかりのGT達は、道を開ける。」や「今、スカイラインを追うものは誰か」など印象的なキャッチコピーやCMを通して、メーカー同士の戦いが繰り広げられていた日本の自動車界。トヨタ対日産のパワー競争はファンを楽しませ、後に登場するR32スカイラインGT-Rや80スープラへと続いていくことになる。

スペックや価格

日産 スカイライン(5代目) ハードトップ 2000ターボ GT-E・L(1980年)

■全長×全幅×全高:4600×1625×1375mm(スカイライン 2000GT-E・S)

■エンジン

・2.0リッターSOHC直列6気筒 L20ET型 ターボ

・最大出力は145ps/最大トルクは21.0kgm

■ボディ

・2ドアハードトップ

・4ドアセダン

■駆動方式:FR

■トランスミッション:4速MT/5速MT

■販売期間:1980年~1981年

■価格:185万2000円

© 株式会社MOTA