ドローンでコロナ対策 消毒液の散布、実証実験 長崎の協会「拡大防止に活用検討」

ドローンを使った消毒液散布の実証実験=松が枝国際ターミナル(長崎ドローン協会提供)

 新型コロナウイルスの水際対策につなげようと、一般社団法人「長崎ドローン協会」はこのほど、長崎市内で小型無人機ドローンを活用した消毒液散布の実証実験をした。
 会員や関係者ら約20人が参加。クルーズ船が停泊する松が枝国際ターミナルの岸壁で、農薬散布機能があるドローン2機を地上から高さ約2メートルまで飛ばし、消毒液を想定した水を霧状に散布した。
 小田美鈴代表理事は「ドローンを使えば消毒作業の時間短縮や人員削減が可能。行政機関とも連携しながら、感染拡大防止へ活用策を検討していければ」と話した。

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